人は常にベストをつくしている
人は常にベストを尽くしている
傍から見て
もっとがんばればいいのに、とか
もっと真剣にやればできるのに、とか
ふざけてるのでは?
努力が足らないんじゃ?等々の
感想を持つことがあります
たとえば
我が子について
いつもスマートフォンばかりで
一向に勉強をする気配がない
ゲームをするか寝てばかりいる
もっと一生懸命やれば
絶対できるはずなのに
あるいは
会社の同輩に対して
無駄話ばかりして仕事をしない
疲れたといっては怠けている
何かというと人を頼ってきて
面倒な仕事は全部こっちに
押し付けてくる
他人の不足部分は
目につきやすいものではあります
また、自分自身に対しても
至らなかったことばかりを
思い出すものです
あの時、もっとがんばっていれば
もっといい大学に行けたのに
もっと真剣に考えていれば
別の人と結婚していたのに
もっと努力すれば
資格試験にうかっていたのに
あの時の私は一体何をしていたのだろう
あの時、あの人は
一体何を考えていたのだろう
ですが
自分も、あの人も
その時それなりのベストを
尽くしていたのです
もっとやれるはず
ベストはそんなものじゃない
あと1時間がんばれば
あと1時間仕事をしていれば
それなりの結果は絶対ついてきたはず
自分でも
もっと頑張れたはずなのに
怠け心というか、ついつい油断して
うっかり無為にときを過ごしてしまっただけ
やればできたはず。
と思いたい人は多いです
実際、
そのように思いこんでる人も多いです
でも、私は
NLPという心理テクニックを少々齧って
知りました
人は(自分も他人もみんなということ)
みな
ベストを尽くしているということを。
勉強しないでSNSをしていたのも
仕事を早退して昼酒を飲んでいたのも
それがその人のベストなのですか?
そんなはずはないでしょう?
とお思いのあなた。
ですが、
それがその時のその人の
ベストなのです
それがその時のその人の
限界なのです
今日ぐらいは
自分を甘やかして自分に優しく
学校・仕事をずる休みしちゃうもんね
というのも、これでもその時の
ベストをつくしていたのです
ひょっとしたら
その時に少々自分にきびしく
辛い心身に鞭打って学校・仕事に
でかけることが可能だったかもしれないし
実際にそうした事例が
あるのかもしれないです。ですが
それにもかかわらず
そのようにはできなかった
しなかったのであれば
それが
その時の自分のその時のベスト
だったのです
それを知ってから
世の中の見方が一変しました
みんなベストを尽くしている。
自分も他人も。
だとしたら、そこに対して
もっとやれるとか
もっとやれたとか
もっと真剣にやっていたら、とか
もっとがんばれ、などという
批判や後悔の言葉は出てきません。
みんな
それがたとえ、わずかな成果しか
上げられていないとしても
自分のベストを尽くしているのです
もしかしたら自分の意識の上では
私は完全に怠けていると
自覚していることもあります。でも
その怠けている状態こそが
その時のベスト
それ以上の行動はできない そこが限界
だったのです。
やればできる今はその時じゃないだけ。
その時がきたらベストを尽くせる。
最高の結果を出せる と
未来の自分や未来のその人に
期待したいものですが
実際
未来の自分やその人は
期待に応えてくれることもあるでしょうし
そうではないこともあるでしょう。
期待するのはともかくとして
(希望は常に持ちたい!)
その時点では、それがその人の
ベストを尽くした結果なのです
このベストというのは
客観的にみて
ベストな事象が起こっている
という意味ではないです
いやいや今は本気出してないだけ。
こんなのが俺のベストだと思われるのは
心外だ!という意見もありましょうが。
本気出してない(ように見える)現状
いま、その程度しかできない。。。
それがどんな
情けない状態だとしても
そこが今のあなたの、今の私の
ベストを尽くしている状態なのです
これしかできない、今はまだ。
ということです
ここを勘違いすると
自分に対しても他人に対しても
無用なプレッシャーをかけることになって
人生が生きにくく
なるのではないでしょうか
反対にこの理解がきちんとできれば
自分に対しては
甘く優しくなれます
だって
常にベストを尽くしているのだから。
だとしたら
そんな自分を敢えて賞賛する必要も
卑下する必要もなくないですか。
単純にフラットに観察することができます
他人に対しても同様です。
寛容になれます
それがどんなに情けない状態だとしても
その人は今はそれしかできないと考えたら
使えない部下だ!とかの
無用なジャッジをする必要もないです。
それしか、今は、できないだけなのです
人に甘く
自分にはもっと甘く
千葉県茂原市の司法書士・行政書士です。お客様の、本音のニーズに応えられるような仕事を展開したいと思っています。 ご実家の土地の相続登記が終わってない、ローンを完済しているのにその登記を行っていない、昔、親が買った隣の土地の名義を変えてない、という状況の方は、お気軽にご相談ください。司法書士経験20年超のプロが、問題を解決いたします。お問い合わせは全国対応の片岡えり子事務所までどうぞ。女性スタッフによる丁寧な説明ときめ細やかな対応に定評があります。