遺言書保管 通知が行くの?

法務局で遺言書保管をすると
相続人全員に
通知が行くって

本当なの?

 

法務局での自筆遺言書保管についての
ご質問です

どうして死亡後に、相続人全員に
連絡が行ってしまうの?

ということです
確かに言われてみれば

  • 通知?
  • それはまたどうして?
  • どうやって?
  • 住所調査は誰がするの?

という疑問が浮かびます
(私だけ?)

 

そもそも保管手続き上
相続人全員の連絡先を
届け出ているわけではありません

法務局が全員の連絡先を
職権で調査するということも
ちょっと考えられません。

なので不思議に思うのも当たり前

本当なの?
都市伝説では?

と不審に思うのももっともです

 

つまり、保管の申出をした際には
推定相続人については、特段
戸籍や住民票などを
添付するという規定がありません

なので、その時点では法務局は
遺言者の相続人が誰なのか
把握していないはずです

それならばその後に法務局が職権で
全員の住所まで調査して連絡くるの?

それこそ税金の無駄遣いだし
もっと言えば
それは大きなお世話なのでは?

という疑問です

 

 

遺言書の内容に関係ない相続人もいる
それどころか
難癖をつけてくる相続人もいる 

その人たちにも
遺言書内容が知られてしまうとしたら
とんでもないことだ(怒!)

そうなったらどうしてくれる(怒!)

とお考えになるのは、わかります

 

ここで、この通知制度が
どのようなシステムで動いているのか
というと

通知がされる端緒となるものが
実は2回あります

 

  1. 保管申出の際自ら連絡先を届出る
  2. 相続人等によって遺言者死亡後の
    手続きの際に住所・戸籍を提供する

 

遺言書閲覧または遺言書情報証明書の申請時に
相続人全員の戸籍や、住民票などの
相続人についての情報が求められます

 

 

つまりは
ご自分(または、相続人等)によって
届け出をするシステムだったと
いうことです

ここで

ご心配の方が多いので
はっきりさせておきますが

この通知は、いずれも

○○さんの遺言書をこの法務局で
保管しています

を通知するものに過ぎません

遺言書の内容を
通知しているものではありません

そのあたりは、ご安心ください