税金のことは税理士に聞く

税金のことはどうか、どうか
税理士にご相談ください

 

当たり前のことだと思いますが
例によって
私の常識は世間の非常識かも、
と思い、お伝えすることにしました

 

税金のことは
税理士または税務署におたずねください

 

私は税理士ではありませんが、
税金のご相談を受けることが多いです

税理士を兼業している司法書士もいますが
残念ながら私はそうではありません。

ちなみに、
私が開業している地域支部では、
お一人だけそのような兼業の方がいらっしゃるので、
ご希望があれば、ご紹介します

 

不動産にかかる税金

 

不動産の売買や、特に相続や贈与の時に
少なくはない税金がかかるだろうことは
多くの方が理解(?)しているところです

不動産の売買等に関係する税金には、
不動産取得税や固定資産税、
譲渡所得税などがあります(たぶん)

 

ですが、

司法書士が関与している税金は
ただひとつです。

登録免許税

 

それが
登録免許税(とうろくめんきょぜい)
というもので、

不動産の評価価額を元に計算します

 

たとえば、贈与であれば、
評価額の2パーセントが登録免許税です

これは、登記申請の時に、
収入印紙または電子納付によって
納めることになっていて、

この納付がないと、
どんなに添付書類が完璧であっても登記は
それ以上進行しません。

いわば、前払い式というか、
同時納付という感じです

 

他の税金が後払いであることを考えると、
この方式は絶対に脱税が不可能という点で
非常に優れたものといえます(たぶん)

 

贈与税?

 

ですが、
贈与税はどのくらいかかるの?

と聞かれても、

その道の専門職(税理士)に
相談するようなことが、
悲しいかな全くの素人である私に
わかるわけがありません。

もちろん、ざっくりした計算はできますが
胸をはって言えるような
きちんとしたものではありません。

わたしができるのは
その辺によく掲載されている、
贈与税の計算の仕方、特例贈与財産?とか
一般贈与財産?というようなものに、
数字を入れて計算することだけです

 

なので、
100万かかるのか、
1万円で済むのかという疑問に対しては
何とか大雑把な金額をお伝えすることは
できますが、

それは、
贈与税の計算ができます、と
言える内容なのか、といったら
とんでもないです。

 

相続税?

 

相続税についても、
いろいろな特例があり(たぶん)
とうてい門外漢が、軽くささっと
計算できるようなものではありません

おそらく
相続税の申告を税理士に依頼すると
それはけっこうな報酬が発生することと
思われます(たぶん)

まあ、さすがに相続税の概算を司法書士に
依頼する人はそうは多くはないですが、

贈与税や、取得税について
「おいくらかかるのかしら」などと
登記のついでにお尋ねになる方は
わりと多いです

いずれにしてもわかりませんので
税務署か、税理士に聞いてください

 

ただし、
相続税については基礎控除の額だけは、
当方でも把握しているので、
もちろんお伝えできます。

でも、それ以上の詳細な問題については
全く、わかりません。

 

贈与の登記その前に

 

贈与税は事前に税務署に相談済み!
だということで登記完了した数か月後に

払えないような多額の贈与税が
かかってきたので登記を抹消してほしい
という方がときどきおいでになります

おや、税務署が偽りを伝えたのか、と
疑ってしまいますが、
そうではないようです。

おそらく
贈与税といってもそんな大したことは
ないだろう
と思って、
当方のアドバイスを無視して、
税務署に相談にいく手間を省いた結果だと
思います。

たしかに、税務署に税金の相談に行くのは
ハードルが高い感じはよくわかります

 

当地は田舎なので
(都会に比したら土地の評価額は低廉です)
宅地を贈与しても登記費用は
数十万どまりであることがほとんどです

 

その登記費用を基準に考えたとしたら、
贈与税がかかるといっても、
せいぜいその位だろう、
素人判断をなさったのでしょう

ところがそのような宅地を普通に贈与したら
贈与税がおそらく数百万円かかることも
あるわけです。(たぶん)

贈与税がいくらかかっても
それは大した問題ではないというのであれば
それでよいですし、
わざわざ税務署に相談に行く必要もないとは思いますが、

多くの場合は、いきなり
100万、200万の贈与税が課せられたら
びっくり驚愕するものではないでしょうか
(たぶん)

 

 

というような事情で、
贈与の登記のご依頼あれば、必ずその前に
税理士か税務署に相談に行くように
ご提案をしています。

贈与税が実際いくらくらいかかるのか
心づもりをしておくのと同時に、

これくらいなら、今贈与してしまおうとか

それなら、今はやめておいて、
遺言書でも書いておこうとなるかも
しれません。(わかりませんが)

 

また、
インターネット時代ではあるものの
この税金関係については
特に法律や通達の改廃が激しく
頻繁にある印象があり、

素人が上手に情報収集することが
どこまで可能なのかと疑わしく思っています

贈与等の場合、
軽減措置が受けられるのだとしたら

その機会を逃すことは、かなり大きな
経済的損失です

特にそうした軽減措置等に関しては
門外漢が気軽にフォローできるような
ものではないので、

絶対に専門のところ(税理士か税務署)に
相談すべきだと思います

 

私はとっくにこの点はあきらめているので
餅は餅屋主義を貫きます

 

餅は餅屋

 

たとえば、
ある一部分の修理の仕方を
学んだからといって

それが全体にどんな影響を及ぼすのか
ということは、

素人である私が収集した情報の
細切れからは

おそらくわかりようが
ないでしょう(たぶん)

 

というわけで、

 

あいにくですが、当方は
税金のご相談を承ることはできません

税金のご相談は、お近くの
税理士または税務署までお願いします

 

登記(売買・贈与・相続等)のご相談は
どうぞお気軽にお電話ください